- 2008-09-29 (月) 11:26
大事件となった事故米・汚染米の元凶とされている「ミニマムアクセス米(MA米)」。
これは直訳すると「最低輸入量」といいます。平成5(1993)年の冬、当時は細川護熙総理大臣でした。
関税と貿易に関する一般協定(ガット-GATT)の国際会議(ウルグアイラウンド)で、
日本は大きな決断を行いました。それまで日本にお米の輸入は一切禁止でしたが、
国際社会は貿易の自由化のために、日本に米の輸入開放を行うように迫りました。
「例外なき関税化」といいまして、すべての商品の「輸入禁止」をやめ関税を設定して輸入を自由化しようというものです。
そして、細川内閣は、限定的な開放を決定します。それは、引き続き米の関税化を拒否するかわりに、
毎年一定量を外国から輸入することを選択しました。
一定量を政府が流通管理できるなら、日本の米農家への影響は最低限に抑えられるという考えです。
また1993年は、日本のお米が大凶作で米が足りなくなり、外国から米の緊急輸入を行いました。
当時、タイ米と国産米の混じったブレンド米が売られたのを覚えているでしょうか。
偶然ですが、これが輸入米の抵抗感を少し下げたのではないかと思います。
しかしMA米の数量は決して少量ではありません。
1995年度に初めて国内消費量の4%に該当する37万9千トンのMA米を輸入しました。
その後ウルグアイラウンドの決定により比率が徐々にあがり、2000年には8%になり、
毎年70万トン以上が輸入されつづけています。つまり消費量の1割弱の数量が輸入され、
政府により処理されているのです。但し輸入米の用途は、加工用、飼料用、外国の援助用などの用途にしています。
そして、この輸入米のうち、一部は残留農薬等により日本の法律では食用にできないものでした。
これを事故米と称して食用以外の用途に限定して、米の流通業者に販売していたのです。
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